要 旨:日本の諺には中国の諺同様多種多様なレトリックが使われている。
その中で撞着語法と対照法は非常に似ているため、日本語学習者はもちろん、一般の日本人でも両者を区別することは難しい。だが、日本語学習の過程では、必ず文化や経済などの分野に接する。さまざまな知識を得ることで、学習者はより日本人らしい日本語を話せるようになるだろう。日本語の語彙は非常に多く、数えきれないほど意味のよく似た言葉があり、日本語学習者にとって難解だと考えられている。起源が明確でない諺のレトリックではさらに区別がつきにくい。本稿は諺の撞着語法と対照法の起源·発展、及び各々の特徴について詳しく分析し、二つのレトリックの共通点·相違点を明確にしていく。この研究により日本語の奥深さを実感する同時に、日本文化に対する興味もより高められるだろう。諺のような古い日本語は第二言語習得者の学習に支障をきたす場合もあるため、諺におけるよく似たレトリックを研究することは、多面的に日本語を捉えるうえで、重要な役割を果たすと考えられる。
キーワード: 日本の諺 撞着語法 対照法 区別
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-1
2.先行研究-1
3.撞着語法、対照法の定義-2
3.1撞着語法の定義-2
3.2対照法の定義-4
4.撞着語法、対照法の効果と発展-4
4.1撞着語法の効果-5
4.2撞着語法の発展-7
4.3対照法の効果-9
4.4対照法の発展-10
5.諺と撞着語法、対照法の繋がり-11
5.1日本の諺に見られるレトリック-11
5.2諺の撞着語法の特徴-12
5.3諺の対照法の特徴-14
6.撞着語法と対照法の比較-15
6.1撞着語法と対照法の共通点-15
6.2撞着語法と対処法の相違点-16
7.終わりに-17
謝 辞-19
参考文献-20