要旨:日本の癒し系アニメ・映画作品は世界で流行っている。それは、中国では非常に高い人気を集めてきていると同時に、若者の思想や認識にも大きな影響を及ぼしている。そして、これらの癒し系アニメの中で登場した妖怪のキャラクターは、生き生きしてイメージ化されているのはもちろんだが、日本人の伝統的な妖怪文化の継承した上に、さらに現時代に応じた変化をも表現している。
妖怪文化は日本の伝統文化の特色の一側面である。古代から八百万の神の伝説と『百鬼夜行絵巻の謎』[ 小松和彦.百鬼夜行絵巻の謎[M].集英社.2008.12] 、『日本の妖怪』[ 小松和彦、飯倉義之.日本の妖怪[M].宝島社.2015.3.19
] などの書籍があるが、その中の妖怪イメージは創作の素材として、日本の映画やドラマ、小説の中に広く活用されている。
本論文はまず、日本の癒し系アニメの起源と発展について紹介する。次に、癒し系アニメを分類して、いろいろな妖怪を紹介するが、中には特に代表的な癒し系アニメ作品と妖怪キャラクターについて詳しく説明する。最後に、日本の癒し系アニメ中の妖怪イメージを分析して、日本社会の現状や日本人の価値観などを深く見てみたい。
キーワード:癒し系;アニメ;妖怪;日本人;価値観
目次
要旨
中文摘要
はじめに1
第一節 日本の癒し系アニメ4
1.1日本の癒し系アニメの起源4
1.1.1癒し系アニメが登場した背景4
1.1.2癒し系アニメの中の要素4
1.2日本癒し系アニメの繁栄と発展5
1.3癒し系アニメが世界で成功を遂げた原因5
第二節 日本の癒し系アニメ中の妖怪6
2.1代表的な癒し系アニメ作品6
2.2登場する妖怪のキャラクター分析7
2.3妖怪と人間との愛憎感情9
第三節 アニメ中の妖怪キャラクターから見る日本人の価値観10
3.1『夏目友人帳』に見られる集団意識10
3.2『河童のクウと夏休み』に見られる実用主義11
3.3『蛍火の杜へ』に見られるものの哀れの意識12
3.4『花田少年幽霊と秘密のトンネル』に見られる強力な意志定額13
終わりに14
参考文献16
謝 辞17