要旨:論文の構造は三章に分かれる。第1章は主な又吉栄喜についての創作生涯と小説の創作背景、あらすじを紹介する。第2章は主な主人公自治会長と勲の人物像を研究する。第3章は主な人物像の形成原因を研究する。そして、小説の表現手法の特殊性を紹介する。最後、小説と現実との繋がりを指摘する。
小説の舞台は、沖縄本島北部の村にある人口三百人余りの奥浜集落だ。今この集落には、浜の珊瑚礁を埋め立てて火葬埸を建設しようという村と県の計画があり、集落は賛成、反対の両派に分かれて対立している。小說が主に主人公と父の会話を通して、ストーリーの発展を推進する。集落の自治会長、浦崎正隆は、地域興じと自らの手柄を求め、迷いを残しながらも埋め立て賛成の立場をとり、その父親の勲は、海が消えることを憂い、米軍基地建設を疑い、反対運動の先頭に立つ。最後、埋め立てが将来の米軍基地建設を目的としたものであることを納得した自治会長が辞表を提出することを決意して、小説が終わる。
キーワード:又吉栄喜;主人公の人物分析;沖縄に米軍基地の歴史;作者と勲の似ている点
中文摘要:本文主要研究又吉荣喜《陆蟹们的行进》这本小说。主要通过对小说主人公人物形象的分析来研究这本小说。论文的结构分为三个章节。第一章主要介绍作者又吉荣喜的创作生涯以及小说《陆蟹们的行进》的创作背景、故事梗概。第二章主要研究主人公的人物形象,小说的主人公是自治会长和勲,两人为父子关系。通过父与子的形象对比更深入的研究人物形象。第三章主要研究人物形象形成的原因,包括家族的历史,父亲和周围环境对主人公造成的影响。这篇小说的一大亮点就是表现手法;通过父与子感情的变化推进小说故事的发展。
关键词:又吉荣喜;主人公的人物分析;冲绳美军基地的历史渊源;作者与勲的相似点
目 次
要 旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 又吉栄喜と『陸蟹たちの行進』-2
1.1又吉栄喜についての創作生涯-2
1.2『陸蟹たちの行進』のあらすじ-3
第二章 『陸蟹たちの行進』人物像について-4---
2.1主人公自治会長の人物像について-4
2.1.1自治会長の人物像-4
2.1.2勲の人物像-4
2.2父と息子の比較-4
第三章 人物像の形成原因-6-
3.1主人公自治会長の人物像の形成原因-6
3.1.1家族の歴史との関わり-6
3.1.2父と周囲の影響-6
3.2小説の表現手法の特殊性(父と息子の感情変化において)-8
3.3小説と現実との繋がり-9
3.3.1勲と又吉との繋がり-9
おわりに-10
謝辞-11
参考文献-12