要旨: 現在、日本は深刻な子供問題に面している。例えば、不登校や少年犯罪などの問題は多く存在している。問題をもたらす原因として、少子化、地域の過疎化、都市化に伴う人間関係の冷却化などが挙げられる。問題を解決するのに、日本はどのような措置を取ったのか、どういう方面から問題をとらえるのか、またどのような効果があるのかは今後我が国の子供の教育事業を推進するのに参考にする価値のある経験である。
本論は三章からなっている。第一章は主に不登校・少年犯罪の定義や要因や現状を紹介した。第二章はコミュニティと学校との間に存在している隔たりやコミュニティ自身の変化による子供への影響を指摘し、さらに、それらに対して自治体がコミュニティスクールやフリースクールの建設と少年団の組織といった一連の措置をとったあとどんな効果を収めるかを論じた。第三章は社会から離脱した子供たちを受容するためのフリースクールの作用や効果を調べ、フリースクールは学校機能を代替できる場で、精神的なよりどころでもあるということを強調し、フリースクールとコミュニティの作用を結合させようと呼びかけた。最後に、子供の問題を解決するために、コミュニティでの人々の間の関係の問題にメスを入れ、地域社会の組織力を向上させるのは根本的な解決ということを認識した。
キーワード:子供;教育;コミュニティ;コミュニティスクール;フリースクール;少年団
中文摘要:目前,日本面临着深刻的儿童问题,如“不登校”现象,犯罪低龄化等等。少子化、地区的空洞化、城市化带来的人与人之间关系的淡漠都是引发问题的原因。在这样一种背景下,日本人采取了什么样的措施、运用了哪些方面的手段来应对,以及这些措施和手段都产生了什么样的效果,对我国今后的儿童教育事业的发展不无指导意义。
本论文由三章构成。在第一章主要介绍了“不登校”和少年犯罪的定义、引发原因和现状。第二章指出了社区与学校之间存在的隔阂和社区自身发展变化给儿童带来的影响,并且进一步论述了地方自治体采取了组织建设社区学校、自由学校和青少年运动团之后得到的的成果。在第三章调查了接收与社会脱节的儿童的自由学校的作用与成效,突出强调了自由学校的两个作用,一是可以代替学校,二是成为精神依托,并且呼吁要将自由学校与社区的功能结合起来。最后,认识到了解决儿童问题的根本办法在于解决社区的人际关系问题,提高社区的组织能力。
关键词:儿童;教育;社区;社区学校;自由学校;体育少年团
目 次
要 旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 子供問題-2
1.1不登校-2
1.2少年犯罪-3
第二章 地域の子供問題への対応-6
2.1コミュニティスクール-6
2.2少年団-10
第三章 居場所を失った子供を受容する場所-16
3.1問題点と問題をもたらした原因-16
3.2フリースクールの出現とその作用-17
おわりに-19
謝辞-21
参考文献-22