要旨:どの民族にも古くから語り伝えられてきたことわざがたくさんある。短い言葉でも、その中には人々のものの考え方や、世界の捉え方、生活の知恵や教えなどがいっぱい詰まっている。むしろ、そういうものを短い言葉でわかりやすくまとめ、後世に残すのがことわざの役目そのものである。ある民族にどんなことわざがあるか、それは国や地域の地理や文化などに依存するところが大きい。
本論文では中日のネコについてのことわざから着手して、両国の国民のネコに対する認識を中心に、ネコの性格の違いをまとめるたい。故に、最終日本語のネコに関することわざは日本人のネコのイメージの影響を持ち、同じで、中国語のネコに関することわざは自分の国民のネコのイメージの影響を持つという結論を得た。そこで、異なる分化差がことわざの異同を影響する。そして、ネコに関することわざを通して、それぞれの文化の違いを見出し、中日両国の互いの文化理解に役たてたい。
キーワード:ことわざ;動物;イメージ
目次
謝辞
要旨
中文摘要
1 はじめに -1
2 序論 2
2.1 研究の目的と方法 2
2.2 先行研究 2
3 中日ネコの辞書的意味とことわざ意味 5
3.1 「ネコ」辞書的意味の比較 5
3.2 中日「ネコ」に関することわざの辞書的意味 6
4 ネコに関することわざの修辞法とイメージ 9
4.1 修辞法 9
4.2 イメージ 10
5 中日ことわざの共通点と相違点 12
5.1 共通点 12
5.2 相違点 14
6 結論 15
6.1 それぞれの国におけるネコのイメージ 15
6.2 結論 15
参考文献 17