要旨:村上春樹は日本ではなく、世界にも有名な人である。彼の作品は約36種類の言語に訳されたという。世界各地でもベストセラーである。特に、『ノルウェイの森』は非常に人気がある。しかし、彼は『風の歌を聴け』をきっかけに、作家の道を歩み始めた。世界では村上の中後期の作品をめぐる研究が多いが、彼の初期作品についての研究はすくない。
本稿は村上春樹の『ノルウェイの森』の研究ではなく、彼の初期作品の青春三部作を中心に、都市青年のイメージを研究する。まずは村上春樹の作品の概観を紹介する。それに、彼の作品の都市青年の種類を分析する。主に三種類である。マージナル·マンや、都市の悪人や名もない人である。それから、青春三部作の内容について述べる。その内容によって、青春三部作での都市青年のイメージを分析する。さらに、村上式のヒューマニズムを引き出す。その部分は、主に三つの方面から説明する。青年に対する関心や、魂の救いや、孤独に対しての態度について個人の意見を述べる。また、作品でのたくさんの都市青年は中国の青年たちに影響をもたらす。その影響は主にどのようなものだろうかをも論じる。本稿も自分の見解を述べる。村上式のヒューマニズムおよび中国青年への影響は非常に大切である。彼はたくさんの都市青年を書く目的はこの点であると思う。
キーワード:村上春樹、青春三部作、青年、村上式のヒューマニズム
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに1
1.1村上本人の状況
1.2村上春樹の作品について
2. 先行研究 .1
2.1日本における研究現状
2.2中国での研究状況
2.3他の国の研究
3.村上春樹作品における主な都市青年のイメージ.2
3.1村上春樹について
3.2都市青年を創作する背景
3.3都市青年のイメージの類型
4. 青春三部作.4
4.1青春三部作について
4.2青春三部作での主な都市青年のイメージ
5. 村上式のヒューマニズムおよび作品は中国青年にもたらす影響. 5
5.1村上式のヒューマニズム
5.2中国青年に対しての影響
6.おわりに9
参考文献.10
謝辞. 11