要旨:日中両国は一衣帯水の隣国であり、古くから文化交流の歴史を持っている。特に、630年からその後、日本からの遣唐使の派遣及び、中国の『論語』などの古書は朝鮮半島経由で日本に伝えた。その結果、大量の漢字は日本へ輸入された。従って、日中対照言語学の研究も生まれた。近年、日本研究者と中国研究者の成長と増加によって、日中対照言語学も大きな発展を見せている。日中同素逆順語はその対照言語学の面白い分野である。本論文は先行研究を立脚して、日本語能力試験一級の単語帳に見つけた同素逆順語を対象として、それらの意味によって分類し、言語の対照分析理論及び語彙学の理論をもとにして、例証の研究方法を利用して、分析する。それから、いろいろな資料を参考して、日中同素逆順語の形成する原因を具体的述べる。最後に、以上の述べた面からの分析を通して、日本語を学ぶ時、日本語と中国語を比較してから学ぶことは日本語の誤用を避ける重要な方法だと思う。
キーワード:同素逆順語;日中両国;漢語の発展;和製漢語;誤用
目次
謝辞
要旨
摘要
1 はじめに-1
2 先行研究のまとめ-2
3 日中同素逆順の分類-4
3.1 逆順同義語-4
3.2 逆順類義語-5
3.3 逆順異議語-7
4 日中同素逆順語形成する原因-9
4.1 中国の漢語の発展-9
4.2 日本の漢語の発展-10
5 日中同素逆順語研究する意義-11
6 おわりに-14
参考文献-15