要旨:カラスは、最も広義にはスズメ目カラス科の総称である。カラスが鳴く時、肩をすくめて、頭を低くして、そして首を伸ばしてだみ声で「ar—ar」と鳴き出す。そのため、今のカラスという名前と付けられた。
カラスについては世界各国で様々なイメージと伝説があるが、プラスイメージのものもあるし、マイナスイメージのものもある。中国文化の中で、カラスはとても不吉な象徴になった。「カラスの口」、「烏合の衆」、「カラスは頭から過ぎて、災害がなくて必ず災いがあって」、「どこの烏も黒い」、これらの民間のことわざはカラスに対して嫌な気持ちを表す。そのためにカラスといったら、よくない事が起こると思われる。今、カラスは民俗の中ですでに禁忌になった。しかし、日本文化の中で、カラスの代表したイメージが中国のと全く逆である。日本人はカラスが賢いだけではなくて、それとも天上の神が世の中を訪れる時の誘導の鳥であり、だから多くの場所で神霊として尊重された。
本文は両国がカラス文化の理解をきっかけにして、歴史、文学作品、ことわざなどの方面から、カラスのイメージを分析して、中日両国の文化における異なる象徴的意義を纏めてみる。
キーワード:カラス;文化;異同
目次
要旨
中文摘要
1.中国のカラス文化.1
1.1.歴史におけるカラス
1.2.文学作品におけるカラス
1.3.カラスに関する慣用語
2.日本のカラス文化.3
2.1.歴史におけるカラス
2.2.文学作品におけるカラス
2.3.カラスに関する慣用語
3.中日カラス文化の比較4
3.1.共通点
3.1.1.古くから神意を伝える霊鳥
3.1.2.カラスの反哺する親孝行
3.2.相違点
3.2.1.日本のカラスの済度行為
3.2.2.中国のカラスの悲惨意味
3.2.3歓迎程度の違い
4.おわりに7
5.参考文献8
6.謝辞9