要旨:閻金鐘の『日本文化教程』の中に、「畳は、和室に敷かれる床材です。湿気が多く、夏暑く冬寒い日本の気候の下では、古くから住宅に不可欠の存在でした」と言うことがある。その内容から見ると、畳は日本人の日常生活の中で、重要な地位を占めている。畳文化はもう日本文化の象徴の一つになっていると思われている。しかし、経済の高度成長とともに、日本人の生活様式は洋風化し、最近の住宅から畳の使用が次第に減少している。一方で、畳はいろいろな家庭に人気がある。なぜなら、畳は現代生活にデメリットがあると同時に、メリットもあると思う。そして、日本文化の象徴としている畳から、日本人の性格を考察できると考える。本論は畳の基本的な知識や畳についてのことわざや畳の上に生活する習慣などを中心として、畳文化の研究を通じて、日本人の人生観と美意識と衛生観を探り、日本文化を深く理解することができると考える。
キーワード:畳文化;日本人の性格;人生観;美意識;清潔意識
目次
謝辞
要旨
中文摘要
1 はじめに-1
1.1 研究の動機及び目的-1
1.2 先行研究のまとめと新しい視点-1
2 日本の畳について-3
3 畳のメリットとデメリット-5
3.1 メリット-5
3.2 デメリット-6
4 畳文化から見る日本人-7
4.1 畳から見る日本人の人生観-7
4.2 畳から見る日本人の美意識9
4.3 畳から見る日本人の衛生観-10
5 畳の使用状況-12
6 まとめ-14
参考文献-15