要旨:現在、中国でより多くの人々が日本語を勉強している。大部分の中国人が、日本語も中国語も文化圏の一部分であり、日本語を学ぶのは有利な点が多いと思われる。しかし、その中に存在している問題を無視するべきではない。また、中国国内の日本語を勉強している同じレベルの学習者にテスト調査した結果から見て、中国の学習者が日本語を学んでいるとき、母語干渉の問題が存在している。本文はこの前の研究に基づき、誤用の例を挙げ、言語学と文化観から誤用の原因と表現を分析した。言語学の場合に、誤用原因は大きく、「脱落、付加、誤形成、混同、 位置、その他」の6種類に分類できる。文化観の場合には、日本人と中国人の集団意識と自己意識を比べ、誤用の表現と原因を分析した。最後に、言語学の場合には、それぞれの品詞により、誤用を改善する。文化観の場合には、テレビやインタネットや作品などを利用して日本文化を理解し、日本文化観を養成する。この二つの方面から母語干渉の改善法を見出した。
キーワード: 母語干渉;中国語学習者;日本語;言語学;文化観
目次
中文摘要
要旨
第1章 はじめに-1
1.1 母語干渉とは-1
1.2 母語干渉についての現存研究-1
1.3 本研究の観点-1
第2章 母語干渉からの誤用-3
2.1 誤用とは-3
2.2 誤用の原因-3
2.2.1 言語学からの分析-3
2.2.2 文化からの誤用-6
第3章 母語干渉を避けるように-9
3.1言語学から日本語を学ぶ-9
3.2文化から日本語を学ぶ-9
第4章 おわりに-11
4.1 本研究の新しい観点と意義-11
4.2 本研究の欠点-11
4.3 今後の展望-11
参考文献-12
謝 辞-13