要旨:言語学の研究者は「だろう」について、多方面の研究を行った。「だろう」の各種の曖昧性を現す使い方への整理を通じて、以下の結論が導き出されることになった。第一、肯定判断の場合では、話し手はお互いの関係を考えるため、もともと肯定判断の言葉を柔らかに使い、直接的な話し方を避けて、その肯定判断の後ろに推量助詞「だろう」を付けて使うことになっている。第二、自分の意見を表す時、「だろう」を使って、二つの情況がある。一つの情況は相手に自分の推測を表す意味がある。もう一つの情況は相手を誘って、自分の推測を確認させることになる。また、話し手が文末に「だろう」を使い、聞き手がここで使われた「だろう」が「だろう」のどの用法に属するか、とはっきり分からない場合もある。この場合でも、「だろう」の曖昧性が現れる。学生として、「だろう」の使い方から現る曖昧性を把握すれば、今後の勉強と日常の応用に役立つことになるだろう。本論文では、「だろう」の曖昧性を現す使い方について、分析する。
キーワード:だろう、婉曲、曖昧性
中文摘要:语言学的研究者关于「だろう」进行了多方面的研究。通过整理「だろう」的各种暧昧性的使用方法,得出了以下的结论。第一:在判断场合中,说话者为了考虑彼此之间的关系,柔和地使用肯定判断的语言,避免生硬的直接的说话方式,于是在肯定判断的后面加上「だろう」这样的推量词。第二,表达自己意见的时候,使用「だろう」有两种情况。一个情况是有向对方说出自己推测的意思。另一种情况是邀请对方,对自己的推测进行确认。说话者在文末使用「だろう」,然而听话者不清楚这里使用的「だろう」是归属哪一种用法。这时候「だろう」的暧昧性就呈现出来了。作为学生,如果掌握了从「だろう」的使用方法看出暧昧性,对以后的学习和日常应用是很有用处的。本文,关于「だろう」的使用方法呈现出的暧昧性进行分析。
关键词:だろう;委婉;暧昧性