要旨:教育は、国を強大させる基盤だと言われている。その中に学校教育は教育の中核を成して、最も重要な役割を果たしている。中日は古くから文化、政治、経済及び教育において頻繁に交流している。しかし、現在では両国の国民教育のレベルには大きな差がある。日本教育は明治維新時代から急速に奮起して日本独自の特色を形成していった。現在、質、量共にすでに世界一流のレベルに達している。その反面、中国教育の発展が遅かった。中国は絶え間なく教育改革の方法を探索しているが、効果がはっきりしていない。中日教育の違いはいったいどうであるか。本稿は中日学校教育を例としてこの問題について分析して中国学校教育が日本に学べるところを研究してみた。
本稿は四つの部分からなっており、第一章は、学校教育の定義および重要性を述べ、「現代における中日学校教育の比較研究」という課題の研究価値について説明する。第二章は、中日学校教育の共通点、相違点を比較する。それは主に学校教育制度、理念、特徴などの点から論じる。第三章は、その区別を形成した経済と歴史の原因を分析する。それは主に学校教育への支持程度、科挙制度の功利性などの点から説明する。第四章は、その比較研究を通して、中国学校教育への啓示を探求しようと思う。
以上の発想を踏まえ、本文は中日学校教育の共通点、相違点、形成原因というものの分析を通して、日本学校教育の先進しているところ、中国学校教育の存在している問題をよく理解しながら中国学校教育改革への啓示ももらえる。これは中国教育の実力を増強、さらに中国の総合国際競争力を向上させることに有利だと思っている。
キ-ワ-ド:学校教育、共通点、相違点、形成原因、啓示
中文摘要:教育被认为是使一国强大的基础。其中,学校教育是教育的核心,起着至关重要的作用。中日两国从很久以前就开始在文化、政治、经济以及教育等方面进行着频繁的交流。但是,目前两国的国民教育水平却存在较大差异。日本教育从明治维新时代起飞速崛起,形成了日本独有的特色。现在,日本教育不论在质还是在量方面都达到了世界一流水平。与此相反,中国教育却发展缓慢。中国虽不断探索教育改革方法,但效果却不显著。那么,中日教育的差异究竟是怎样的呢?本文将以中日学校教育为例对这个问题进行分析,进而对中国教育可向日本借鉴的地方进行探究。
本文分为四个部分。第一章,论述学校教育的定义及重要性,说明“现代中日学校教育的比较研究”这一课题的研究价值。第二章,对中日学校教育的相同点和不同点进行比较。主要从学校制度、理念、特点这几个方面来论述。第三章,分析产生这一差异的经济和历史原因。主要从对教育的支持力度、科举制度的功利性等方面说明。第四章,通过这一比较研究,探究对中国学校教育的启示。
基于上述想法,本文通过对中日学校教育的相同点、不同点、形成原因的分析,对日本学校教育先进的地方、中国学校教育中存在的问题有了更深刻的了解,同时,对中国学校教育的改革也得到了启示。我认为这有利于增强中国教育实力,进而提高中国综合国际竞争力。
关键词:学校教育、相同点、不同点、形成原因、启示