要旨:日本は中国から漢字が伝わって始めて文字があるようになった。漢字と同時に古代の中国語も日本にたくさん持ち込まれた。しかし、日本人は漢字を使って、新しい言葉も作り出した。特に明治以後、日本が西洋からいろんな術語を導入しようとしたとき、漢字で出来ている既成語はなかった。そこで、日本社会の発展要求を満たすべく、日本風の漢語を作りだした。それが和製漢語である。
和製漢語が日本で生れた後、中国へ輸入し、中国の語彙を豊かにして新事物や新概念を導入してきたこともある。中国語が和製漢語を受容した過程は古代、明治から抗日戦争の時期まで、二十世紀七十年代以降という三つの段階に分けられる。
本論文では主に和製漢語を中国へ輸入した三つの主要時期の背景文化と当時の歴史的環境を分析、研究した結果について論ずる。また、中国文化に対する和製漢語の影響を客観的に認識してもらいたいと思う。
キーウード:和製漢語、輸入、古代時期、明治時期、二十世紀七十年代後
中文摘要:汉字传入日本后才开始有了日本文字。在汉字传入日本的同时古代中国汉字词汇也被大量传入了日本。但是,日本人使用汉字,也创造出很多新的词汇。特别是明治以后,日本从西方国家引进各种术语时,没有即成的汉语可以使用。因此,为了满足日本发展的要求,日本人创造了富有日本味道的汉语词汇,这就是日制汉语词汇。
日制汉语词汇在日本创造出来后又被传入中国,丰富了中国语言词汇,也给中国带来了新事物、新概念。汉语吸收日制汉语词汇的过程主要分为三个阶段:古代时期、明治维新至抗日战争时期、20世纪70年代以后。
本文主要研究日制汉语词汇进入中国的三个主要时期的背景文化,以及对当时历史环境的分析,从而客观地认识到日制汉语词汇对中国的影响。
关键词:日制汉语词汇;输入;古代时期;明治时期;二十世纪七十年代