要旨:中国語には使役動詞あるいは使役の意味を表す動詞、たとえば、「使、叫、让、令、要、请、劝」などが使役文を構成している。この論文は主にその中の「使、让、叫」三つの動詞を説明する。中国語に比べれば日本語の使役文はもっと簡単だと思われる。日本語には普通「せる、させる、す、さす」のような助動詞、あるいは使役の意味を表す他動詞を使って使役の意味を表す。時には、「~のように」「~てもらう」「~てくれる」「~いただける」の様な文型を利用して使役の意味を表す。
中国語の使役文を日本語に翻訳すれば、その文に隠れている意味を見付けなければならない。その意味を理解し、日本語で正しく伝えることは大切だ。一方、中国語には使役文であっても、日本語に訳すれば使役文にならないこともよくある。日本語の文を中国語に訳すれば、元の使役文ではない文が使役文になることもある。だから、翻訳するときには、その文の本来の意味を正しく理解せず、機械的に訳すれば違和感が生じるに違いない。なお、違っている訳す方法は人に全く違う感じを与える。そして、最も適合する訳す方法を求めるためにはそのコンテクスト深く理解する必要もある。
中日翻訳あるいは日中翻訳を研究することを通じて、日本民族の文化と考え方をさらに深く理解することができる。そして、自分の訳文を日本人が理解することもできる。
キーワード:中日使役文 対照研究 中日翻訳
中文摘要:汉语使役句是通过使令动词或者具有「使令」意义的介词,如「使、叫、让、令、要、请、劝」等来表达使令意义的,本文中只要分析讲解其中的「使、让、叫」三个词语。而相对来说日语则比较简单,日语中一般用「せる、させる、す、さす」这样的助动词或者含有使役含义的他动词来表达使役意义,有时也会借助「~ように」「~てもらう」「~てくれる」「~いただける」等句型来表达。
中日使役句各有各的特点,在中译日的过程中,要先将中文句子中隐含的意思寻找出来,灵活的加以表达,中文中的使役句型译成日文则不一定是。在日译中时,一些不是使役句的也通常用「使、让、把、被」等词语来处理。在中日使役句互译的时候,切不可生搬硬套,如果片面强调原文风格而采取直译的话,就会产生“不自然感”;而当采用不同的翻译方法时,不同的译句也会给人不同的印象,这时则需要理解语境,如果是单一的句子则不用过多纠结。
通过研究日语使役句与汉语使役句的「使、让、叫」句的异同,我们可以进一步了解日本语言文化,了解日本民族的思维方式,翻译时可以使译文更地道。
关键词:中日使役句 对照研究 中日互译