要旨:神人同系の神道思想では、日本が神国で、天皇が天照大神の万世一系の神の後裔であると信じていることが一番重要な点である。天皇は万世一系であるべしという神勅に基づいて、天皇の権威を神授権的、伝統化し、国家は「家」の延長、拡大されたものであり、したがって天皇は民族の家長であるという理論によって、人民の権力に対する絶対服従を心情的な方法によって確保した。
第二次世界大戦前日本の国家体制の中核は近代天皇であった。戦前の近代天皇制国家は、天皇絶対化し、皇位を中心に組み立てられた。形の上では立憲君主制の法制国家であるが、その根底においては、神性、家長制を持つ特異な専制君主制国家であった。天皇が日本国民統合の中心であるとする観念を国民の間に強く根づかせたのは、古代以来の伝統と権威に加えて、このように天皇が時の政治の動きに対して超然たる存在であったと言う史実があるからであろう。
第二次世界大戦の後、日本の政治形態は根底から変革されることになった。その最大の問題として、天皇制の変革があった。敗戦によって、日本はアメリカの占領の下に置かれ、天皇がその神性、家長制、統治権を喪失したもの、必然の帰結であった。
キーワード：天皇；神道思想；第二次世界大戦の前；第二次世界大戦の後；国家体制
摘要:神人同系的神道思想，最重要的是相信天皇是天照大神万世一系的后代，由于天皇是万世一系的神，所以天皇的权威神圣不可侵犯，是神授予的。国家作为小家的延伸，而天皇又是民族的大家长，所以在此理论上，就能确保人民的权力要绝对服从天皇的权威。
第二次世界大战前，日本的政治体制的核心是近代天皇制。天皇权威的绝对化和以皇权为中心组成了二战前近代天皇制国家。日本形式上是君主立宪制的法制国家，实际上是持有神权主义的专制君主制国家。天皇是日本民族的核心这一观念在国民思想中根深蒂固，再加上自古以来传统权威，天皇在日本政治中是相当重要的存在。
第二次世界大战后，日本的政治形态发生了根本的变化。其中天皇制度的变革是最重大的变化。由于战败，日本被置于美国的统治下，天皇的权威性、神权性丧失，这是必然的结果。
关键词：天皇；神道思想；第二次世界大战前；第二次世界大战后；国家体制
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