要旨:初めて黒澤明という人の名前が私の耳に入って来たのは大学二年のことだった。当時のことを今振り返って見ると、知らなかったことが何か恥ずかしい。それから、黒澤明はいったいどういう人物だろうかと、ひどく気になったのだ。調べてみったら、黒澤明は日本映画の名監督であることがわかった。
本論文は序論、本論及び結論この三つの部分からなっている。
序論ではこの題名を設定する理由を述べる。黒澤はどのようにして映画の大家になったのか、という点を何よりも私は理解したいのだ。具体的にいえば、原因と契機は何であったのか。また、黒澤作品の特徴は何だか。世界映画にどんな影響を与えたのか。
そのため本論は次の三つの部分から構成されている。
1、黒澤明の生涯及び監督への道
2、黒澤明の有名な作品(五本を選ぶ)
①、「姿三四郎」 (1943)
②、「羅生門」(1950)
③、「生きる」(1952)
④、「七人の侍」 (1954)
⑤、「天国と地獄」 (1963)
3、私の目で見た黒澤明
ここでは黒澤作品の特徴を説明する。世界映画にどんな影響を与えたのか、ということについて、自分の考えを述べてみた。
結論は二つの内容からなる。その一つは作品「羅生門」への非難に対する自分の立場を述べること。もう一つは黒澤はどのようにして映画の大家になったのかということだ。その原因と契機をまとめる。
キーワード:黒澤明 映画 監督 羅生門 世界の映画に影響