要旨:たくさんの伝説と書籍記載に基づいて、「陰陽師」というと、「安倍晴明」という人はもっとも注目されている。安倍晴明は平安時代の最も有名な陰陽師の一人であり、鎌倉時代から明治時代初頭まで陰陽寮を統括した安倍氏(土御門家つちみかどけ)の祖である。
安倍晴明は日本に広く知れ渡っている。彼の顔立ちが美しく、文武両道に秀でる。彼は民衆の英雄、少女のアイドルである。芸術作品、テレビ番組及び民間で書かれた物語の中には、安倍晴明がよく登場する。
平安時代の『大鏡』、『今昔物語集』、鎌倉時代の『宇治拾遺物語』、『古今著聞集』、『平家物語』、『源平盛衰記』、江戸時代の『晴明物語』、『蘆屋道満大内鑑』などの典籍のなかに、安倍晴明の生涯の事績や逸聞は記載されている。そのほか、人形浄瑠璃、歌舞伎、落語などは、安倍晴明の伝説を創作題材にしたものが多い。今「安倍晴明研究会」という学習研究組織がある。
千年の歳月を経た「安倍晴明ブ——ム」は冷えていない。本論文は安倍晴明の関連記載、伝説及び同人作品に基づいて、この大陰陽師の魅力を検討するつもりである。
キーワード:陰陽師 晴明神社 夢枕獏 お顔立ち 桔梗印 狐の子 源博雅
摘要:在众多的传说以及书籍记载中,只要涉及到“阴阳师”这个名词,首先让人联想到的便是那犹如晨星般闪耀的人物--安倍晴明。安倍晴明是镰仓时代 明治时代初期总领阴阳寮的安倍一族(土御门家)的祖先,是平安时代最有名的阴阳师。
安倍晴明的传奇故事在日本家喻户晓。论长相,他貌似潘安;论才智,他文武双全。他是民众眼中的英雄、少女心目中的偶像,诸多文艺作品、电视节目以及各类野史异说中都浮现着他的身影。
有关安倍晴明生平事迹,在平安时代后期就已在《大镜》、《今昔物语》中被传述;在镰仓时代于《宇治拾遗物语》、《古今着闻集》、《平家物语》、《源平盛衰记》当中出现。到了江户时代,更有《晴明物语》、《芦屋道满大内鉴》等书记载他的轶闻。另外像是人形净琉璃、歌舞伎、落语等戏曲也经常使用安倍晴明的传奇故事作为题材。时至今日,甚至还有「安倍晴明研究会」这样专门研究他的机构的存在。
经过千年的岁月,安倍晴明所掀起的热潮依旧没有消减。本论文以安倍晴明的相关记载、传说以及衍生作品作为依据,探讨这位阴阳师的魅力所在。
关键字:阴阳师 晴明神社 梦枕獏 容貌 桔梗印 狐之子 源博雅