要 旨:中日両国ではすばらしい徳行がある女性が「才徳兼備」の女だと称される。しかし、周知のように 「良妻賢母」という称号は中国から起源するのではなく、近代の日本から起源するということである。
古代の日本では、全く家族関係を守るための良妻賢母主義が主張されていた。教育の中で、性別偏見、学科の中での性別分化及びマスコミによる世論の動向という理由で、「良妻賢母」という主婦姿を女性に押し付けている。女性の一生の中で、社会性別規範はずっと女性のライフモードの選択を影響しつつあると言えよう。
現代、女性の一生の中で、社会性別規範はずっと女性が生活モデルに対する選択を影響しつつあると言えよう。日本女性の生命周期の各段階でそれぞれいくつかの変化が発生している。仕事と家庭を両立させることも女性たちに極大きな体力負担と精神負担を感じさせた。少子化と老齢化で労働力がますます足りない日本社会では、もっと多くの女性を労働力市場に入らせる。家庭や育児や老人の面倒などの心配を解決することはこれから日本が直面しなければならない重大な課題であるといえる。
キーワード:良妻賢母 少子化 老齢化 負担
中文摘要:中日两国人民对具有美好德行的女人,均以“贤良”称之。但是,众所周知的“贤妻良母”思想却不是起源于中国,而是起源于近代日本。在日本,被称之为“良妻贤母”; 在中国,则称之为“贤妻良母”。虽然只有语序的差别,但其命运和结局却大相径庭。
在日本的封建社会女子都以在家庭中接受教育为主。日本古代儒教的女子教育观是纯粹为维护家族关系服务的贤妻良母主义。现代、社会舆论和文化传习都在不知不觉地对女性进行着“贤妻良母”的角色塑造,在女性一生的生命周期中,社会性别规范都在潜移默化地影响着女性对生活模式的选择。
当代日本女性在生命周期的各个阶段都发生了一些变化。兼顾工作和家庭的压力又让女性感到了巨大的体力和精神负担。在少子老龄化、劳动力越来越短缺的日本社会,如何能促进更多的女性进入劳动力市场,并消除她们对家庭和育儿、照顾老人的后顾之忧,是今后日本面临的一个重大课题。
关键词:良妻贤母,少子化 老龄化 负担