要 旨:頭、顔、目、鼻、腰、足などは身体の重要な器官であり、健全な人なら誰でも持っているものである。それに、これは人類全体の共有のもので、人種や国籍の違いによって違うものではない。 これらの人体器官は人間と一瞬の別れもできない関係を持っている。だから、慣用句によく使われ、我々の言語生活の中に活発している。そういうわけで、我々の語彙は豊富になり、文章表現も美しくなるのである。 身体用語はもうすでに慣用句の中に欠かせない部分になり、重要な役割を果たしている。
キーワード:慣用句;身体用語;器官
先行研究
慣用句はひとつの言語研究領域として歴史上から豊かな研究結果がなされている。 日本人とも中国人ともさまざまな角度からこの領域について検討して、今の私たちにいろいろな研究資料を残してくれたのである。例えば、日本では白石大二の『国語慣用句大辞典』 、官地裕の『慣用句の意味と用法』があり、中国では馬国凡の『慣用句』 、史式の『漢語成語研究』などがある。これらはすべては辞典類のものである。それにまた、吉田則夫は『身体部位名称を含む慣用句についての計量分析』では統計学の角度からこれについて検討し、朱京偉、沈宇澄、陳燕生らは語彙学の面で検討して、相関論文を発表した。けれども、今まで発表された論文は量が非常にすくなく、特に身体部位からなる慣用句についての研究論文はもっと量が少ないから、 自分はこの面でもう一歩でも進みたいことにしたのである。