要 旨:「ものだ」と「ことだ」は、形式名詞の「もの」 、 「こと」の後に「だ」がついてできた表現形式である。 「ものだ」と「ことだ」の意味と用法は非常に複雑であり、両者はそれぞれの意味、用法を持ち、似ている使い方があるので私たち外国人日本語学習者にとって気を抜くと、間違いやすくなる。本稿では、先行研究を踏まえて比較の角度から「ものだ」と「ことだ」の基本的意味、用法及びその異同について述べたいと思う。
キーワード:「ものだ」;「ことだ」;用法;異同
「ものだ」と「ことだ」について多くの言語学者が論じたが、劉笑明が『日语语法学研究新解』で、劉暁華が『日语近义句型辨析』で「ものだ」と「ことだ」のそれぞれの意味、用法について説明した。