要旨: 民俗学とは、過去から現在まで、人々の経験によって、伝承されたことを扱う学問である。かつて存在したものの価値ないものはない、という立場で、習俗や言葉、祭りなどを観察する。
遠野物語百年の伝承から著者柳田国男の影響力が依然として見える。柳田国男人生の大半は民俗研究に努力をして、日本近代民俗学の発展に対して唯一無二だと言われている。『遠野物語』、『日本の昔話』から、代表的な怪談や昔話の話を抽出し、民俗学の最初の基礎と近代にわたる発展を分析することを通して、その中の民俗思想、昔話から発散された伝説脈絡、民俗学系統を整理もしくは分析によって、そして柳田国男の生活時代に民俗学の起源と思想背景を検討して、日本近代民俗学の精神内観が窺える。
キーワード: 民俗学;怪談;昔話;柳田国男
【摘要】民俗学是从过去到现在,根据人们的经验,所传承下来的学问。过去存在的东西是没有无价值的,在这样的立场下观察习俗、语言和祭祀等。
从远野物语百年的传承中依然可以看到其作者柳田国男的影响力。柳田国男进行的民俗研究对日本近代民俗学的发展是独一无二的。通过从《远野物语》、《日本的传说》中抽选出具有代表性的鬼怪故事与传说,分析民俗学最初的基础与近代发展的过程。进一步考察远野物语的民俗思想、鬼怪故事和其发展开来的传说脉络、民俗学系统以及探讨柳田国男所处时期的日本民俗学得起源与思想背景,从而一窥日本近代民俗学的精神内涵。
【关键词】民俗学;鬼怪故事;传说;柳田国男