要旨:日本語の文法体系では、助詞が非常に重要な働きを持っている。助詞は単語に付加し自立語同士の関係を表したり、対象を表したりする語句の総称である。その中で取り立て助詞「も」は日常生活の中で最も頻繁に使われる助詞のひとつである。「も」は類似した事物の提示や並列、列挙や添加、程度、感動、強調、不定称の語について全面的な否定及び肯定などを示す。論文の構成は次のようである。一、「も」の基本的な機能について紹介する。二、「も」が表す複数性について説明する。三、会話の中での「も」の興味深い側面について述べる。最後には結論をまとめたい。
キーワード:助詞 「も」 機能 表現