要 旨:本論文では、先行研究を踏まえた上で、中日両言語のインタビューの談話資料を収集・調査した。そして、それに基づいてポライトネス用語の使用傾向を考察し、中日両言語のインタビューのポライトネス用語の共通点と相違点を分析するとともに、その相違点を生み出す要因を検討した。
キーワード:ポライトネス用語;日本語;中国語;分類
ポライトネスは人間との交流をする重要な手段である。人間は相手や場合によって、適切なポライトネス用語を選んで、人間との交流をしなければならない。人間との交流には様々な形があって、この論文でインタビューというような形で例としで挙げられる。インタビューは参加する人や話題によって違いがあって、そのほか観衆・聴衆や読者たちに向かって交流するために、よくポライトネス用語がくだけた言い方より多用されると考えられる。また、上手に使用しなければ、悪い評価をされる恐れもあるので、ポライトネス用語はインタビューで他の場合より重要な役割を果たしていると言える。
ポライトネス用語は様々であり、正確的に使えば自分と相手の面子が保てる。逆に、 適切に使わないと、相手の面子を傷つける。人との交流をするとき、どのようなポライトネス用語を使用するかは文化や社会、習慣などによって違うと考えられる。従来、 ポライトネス理論については、 欧米の研究が多く、 特にLeechやBrown & Levinsonのポライトネス理論が注目されている。近年、中国語や日本語の日常会話を中心とするポライトネス用語に関する研究も色々行われてきた。でも中日両言語にインタビューでのポライトネス用語の中日対照を分析されていない。