要旨:結婚観は国を問わず、全世界では注目されている話題である。日本はもちろん、イギリス、フランス、中国などの国々では結婚観に関する名作が多くある。イギリスの小説家ジェーン・オースティンの書いた名作『プライドと偏見』では、当時の女性の結婚観がよく叙述されている。そして、日本の名作、『源氏物語』の多くの章節では、女性の恋愛感覚と結婚観に関連する内容も多い。
結婚観は時代とともに絶えず変化している。異なった社会体制と男女の社会地位では、異なった結婚観が生じる。近代に入り、婚姻が法的に進んだ。たとえば、1871年に身分を越えた結婚が自由になり、また1873年には妻からの離婚請求権が認められるようになった。戦後、新たな憲法が制定された。当事者の合意による婚姻制度と夫婦家族制が基本になった。その結果、結婚に関する考え方も多様化になり、昔のないライフスタイルが数多く現れてきた。平均結婚年齢が上昇し、また離婚率も高くなっている。女性の高学歴化に伴い、社会進出も顕著になり、結婚の有無によらず生涯、職を持ち続けたいという女性も増えている。こういう女性は、いつも「負け組女」と呼ばれている。
この論文は、日本の女性の結婚観を中心に、時代によってその変化とその変化の下で生じた現象の一つ、つまり「負け組女」の現象から、日本女性の結婚観の変化を研究する。
キーワード:結婚観;恋愛;変化;多様化;負け組女
中文摘要:婚姻观是全世界都很关注的一个世界性的话题。不仅在日本,英国、法国以及中国等国家都有着很多与婚姻观有关的名作。英国著名小说家简·奥斯汀的名作《傲慢与偏见》中,很大一部分都反映了当时女性的婚姻观。另外,像日本的名作《源氏物语》中,也在很多章节中细腻地描写了当时女性的恋爱心理和婚姻观。
婚姻观随着时代的变迁也在不断地变化着。在不同的社会体制下以及在不同的男女社会地位下,会应运而生出不同的婚姻观。进入近代,婚姻也逐步有了法律的保护。比如说,在1871年,男女可以不受家族背景悬殊的影响,自由结合。而在1873年,法律也允许由女性一方提出离婚请求。第二次世界大战之后,日本的宪法被重新修订。婚姻变得更受法律保护,从而人们的婚姻观变得更加自由。由此,人们的婚姻观也变得多样化,以前从没有过的生活方式也渐渐进入了人们的视线。平均结婚年龄的上升,致使离婚率也逐年升高。随着女性学历的升高,使得女性在社会中发挥越来越重要的作用。不结婚并想一直工作的日本女性越来越多。这一部分女性,通常被日本人成为“剩女”。
本篇论文,以日本女性的婚恋观为中心,研究日本女性随着时代的变化产生的婚恋观的变化以及从这个变化下产生的现象之一,也就是“剩女”现象,来逐步探讨日本女性婚恋观的变化。
关键词:婚姻观;恋爱;变化;多样化;剩女