要 旨:日本語の慣用句は大きな数だけではなくて、意味も面白いし、幅広く用いられる、日本語語彙の大切な部分として慣用句を研究するのは重要な意味がある。
キーワード:慣用句;日本語;比喩;隠喩;翻訳
今まで読んだ本で慣用句に関しての著作、論文はあまりない。あるにしても、[新编日语惯用语辞典] (胡传乃编著)などのように、ただ一つ一つの慣用語と意味を慣用語辞典に編著し、あるいは,「现代日语词汇学」(沈宇澄主编) ,「日语词汇学」(陳燕生編著)のように、日本語語彙の一部として慣用句の定義及び慣用句とことわざの区別を論述する研究である。そのほか、陳燕生先生に編著された「日语中的特殊词群——惯用句」という本は主に慣用句について論述するのに、やはり慣用句の定義、慣用句形との区別、形式と意義など表面のことを述べた。無論慣用句としてこれらは必要とは言える。でも、これらの表面のことを分かれば、前言ったように日本語の慣用句に対する理解と時々出来した翻訳練習をやっぱり身につけないだろうかと思う。
「腹を立てる」という慣用句は「おこる」という一単語でいうよりも象徴的で、強い表現を持っているのである。以上のように慣用句は組み合わせた語のもとの意味によるものではなく、語の意味の転用や比喩によって簡潔でわかりやすい表現をつくり、豊か形象性を生み出している。