要旨:授受動詞は日本語の一大特色で、その用法は特別に複雑である。中国語が“给”しかいないのに対して、日本語は数の多い授受動詞を用いる。従って、中国人日本語学習者にとって、適切に授受動詞を用いるのは一つの難問だと言える。ここにおいて、日本及び中国国内での大勢の学者の観点を総合し、授受動詞文の構文的、意味的素性について考察することにする。日本語学習者が授受表現の語彙、文法のみならず、日本の特有の文化も理解していける。其の上、国内で頻繁に使用される教科書からの用例を中心に、学習者の授受動詞文での助詞の使い方を考察し、その間違いやすい原因も、また新しい提示方法も示唆してみる。
キーワード: 授受動詞文、構文的素性、意味的素性、助詞
中文摘要:“授受动词”是日语的一大特色,其用法颇为复杂。汉语中只用一个“给”字就能表达的意见,日语中需要多个授受动词。因此,对于中国国内的日语学习者来说,如何恰当准确地运用授受动词是一大难题。在此结合日本及中国国内众多学者的观点,对授受动词句的句法结构以及语义成分进行考察研究。让日语学习者不仅从词汇、句法的角度加深对授受表现的理解外,还从语言文化层面进一步了解授受表现这一日语语法中的难点。同时,通过分析中国国内现在普遍使用的日语教材,揪出日语学习者经常用错助词的原因并提出新的教学记忆方法。
关键词:授受动词句;句法结构;语义成分;助词