要旨:『細雪』は谷崎潤一郎が書いた代表作であり、日本国内のみならず外国でも高く評価されている小説である。中心となる登場人物は関西出身の二十代から三十代の美しい四姉妹である。それぞれ、日本式の古典美を持つ女性であり、雪子のお見合い結婚を主軸として物語が展開されている。本文は雪子の身体の特徴から表現された古典的な美と、性格の特徴から表現された彼女の強い消極対抗性,芯が強い気質、また、家柄への強いこだわりなどを通して、『細雪』を分析する。
キーワード:お見合い;古典美;消極対抗性;強い家柄の拘り
摘要:细雪是日本唯美主义小说家谷崎润一郎的代表作.小说以大阪名门望族莳冈家四姐妹为主人公,以美丽娴静的三妹雪子的相亲故事为主线,展开了现代日本关西地区上流社会的生活全貌.本文通过对雪子外在身体特征及内在性格即雪子对相亲结婚的态度,对妹妹妙子结婚观的态度,消极抵抗性等一系列的分析所表现出来具有传统日本女性美的雪子的坚强,极强的消极抵抗性及根深蒂固的家庭等级观念来对著名小说进行分析.
关键词: 相亲结婚; 古典美;消极抵抗性; 封建等级观念
本稿では、雪子を中心に『細雪』を論じた。雪子は身体の特徴にせよ、性格の特徴にせよ、伝統的な日本趣味を勝った日本女性であるが細かいところに考察してみると、ある程度の西洋趣味も持っている。彼女は、当時の社会背景で一番日本女性を体表的な模型である。しかしながら、谷崎潤一郎は『細雪』の中で四人の女性を描かれたのに対して、本稿ではただ雪子を中心の論じ方は不足している面がやはり存在する。今後は、この方面の不足を補う方向の課題について展開したい。